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健康経営担当者が現場に取り入れたい 腰痛を防ぐ「正しい持ち上げ方」5ステップ

2026.06.01

📋 この記事でわかること
製造業・倉庫・介護の現場でよくある「NGフォーム3選」と、腰への負担を大幅に減らす「正しい持ち上げフォーム5ステップ」を、現場で実際に使われている内容でご紹介します。


はじめに

ラグスタのトレーナーが製造業や介護の現場に入ると、「腰が痛いのは仕事柄仕方ない」と思って放置している方が非常に多いことに気づきます。今回ご紹介するフォームは、そうした現場で実際にお伝えしている内容です。

倉庫・製造・介護・小売など、現場で荷物を扱う業種では、腰痛による欠勤・休職が深刻な課題となっています。また、オフィスでも段ボールや備品を持ち上げる場面は日常的に発生します。

多くの腰痛は「無意識の悪いフォーム」の繰り返しが原因です。腰だけに頼った持ち上げ方を続けると、腰椎と椎間板に大きな負荷がかかり、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアのリスクが高まります。

今回は、誰でもすぐに実践できる「正しい持ち上げフォーム5ステップ」をご紹介します。

まず確認!やりがちなNGフォーム3選

⚠ 背中を丸めたまま持ち上げる(NG)

上半身を前に倒して背中を丸めたまま腰の力だけで持ち上げると、腰椎・椎間板に過大な負荷がかかります。一回の動作でぎっくり腰を引き起こす可能性があるため、必ず改善が必要です。

⚠ 荷物を身体から遠ざけて持ち上げる(NG)

荷物が身体から離れるほど腰への負担(モーメント)は増大します。「とりあえず持てれば良い」という感覚で行いがちな、現場で最も多い誤フォームです。荷物は必ず身体に引き寄せて保持しましょう。

⚠ 身体をひねりながら持ち上げる・移動させる(NG)

棚から別の場所へ荷物を移す際に足を動かさず上半身だけを回すと、腰椎に非対称な負荷がかかりぎっくり腰の原因になります。必ず足ごと向きを変えてから移動させましょう。


正しい持ち上げフォーム5ステップ

以下の5ステップを意識するだけで、腰への負担を大幅に軽減できます。

手順 内容
背すじを伸ばし、荷物の正面に向き合う。みぞおちを引き上げるように背中を丸めないよう意識する。
膝を曲げて腰を落とし、荷物に近づく。荷物はできるだけ身体に引き寄せて持つ。
息を吐きながら膝を伸ばしてゆっくり持ち上げる。腕だけでなく下半身全体を使って立ち上がる。
直立姿勢に戻り、荷物を身体に引き寄せたまま保持する。息を吐きながら上半身を起こす。
下ろす際は①〜③の逆順でゆっくりと。息を吸いながら膝を曲げて腰を落とし、背中を丸めないよう注意する。

ステップ②膝を曲げて腰を落とす
② 膝を曲げて腰を落とす
ステップ③膝を伸ばしてゆっくり持ち上げる
③ 膝を伸ばしてゆっくり持ち上げる
ステップ④直立姿勢で保持
④ 直立姿勢で保持
POINT
  • 腰を落とすとき、膝はつま先と同じ方向を向くように意識しましょう。
  • 荷物は常に身体の近くに引き寄せて保持しましょう。
  • 下ろし切るまで背中を丸めないよう注意しましょう。

フォームのポイント解説

なぜ膝を使うのか?

膝を曲げて腰を落とすことで、持ち上げる力を下半身(大腿四頭筋・臀筋)に分散できます。腰だけに頼らず、身体全体の大きな筋肉を活用することが腰痛予防の核心です。

呼吸のタイミングが重要

息を吐くときに体幹(腹圧)が高まり、腰椎が安定します。力を入れる瞬間に息を止めると腰への負担が増すため、呼吸のタイミングを意識することが大切です。

荷物は身体に近づけて持つ

荷物が身体から離れるほど腰への負担は増大します。できるだけ身体に引き寄せて保持することで、腰椎への負荷を最小限に抑えられます。

職場への導入アイデア

  • 新入社員研修・安全衛生教育の一環として正しいフォームを指導
  • 現場・倉庫・介護職員向けの定期フォームチェック実施
  • ポスター掲示や動画共有で日常的な意識づけ
  • 健康経営優良法人認定の「職場環境改善」取り組みとして記録
  • 産業医・理学療法士との連携による腰痛予防プログラムの導入

まとめ

腰痛は「治療」より「予防」が重要です。正しい動作フォームを職場全体で習慣化することで、腰痛による欠勤・医療費・生産性低下を未然に防ぐことができます。

ラグスタが支援した製造業の現場では、このフォーム指導の導入後に腰痛を訴える社員が減ったというお声をいただいています。ぜひ一度、職場での実践から始めてみてください。

Citta BIZでは、今回ご紹介したようなフォーム指導の職場導入から、
効果測定・健康経営優良法人認定の取り組み支援まで、
企業の健康経営をトータルでサポートしています。

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